
みなさん、こんにちは。
しばらくブログ更新が途絶えてしまい、大変申し訳なかったですが、また新年度を迎えて少しずつ再開していきたいとおもいます。
できれば毎月1回、何かしら文章を書きたいと思っていますが、何分筆不精なため、小出しになるかもしれません。
ご寛恕いただければ幸いです。
さて、実は2月下旬〜3月上旬にかけて、久しぶりに海外に行っておりました。
それは仏教発祥の地、インドです。
実はインドは2回目の訪問で、前回は12年前の修行を終えた直後、予備知識なくでした。
今回はたまたま知り合いのお寺さんからお誘いをいただき、行くことになりました。
さて、インドはインダス文明から始まる長い歴史を持った国として知られておりますが、今回の目的は仏教を開いたお釈迦様ゆかりの地です。
いわゆる聖地と呼ばれる場所がいくつかあるのですが、代表的なものが北・東インドに点在する四大聖地です。

①お釈迦様が産まれたルンビニー(ネパール)
②お釈迦様が悟りを開かれたブッダガヤ
③お釈迦さまが5人の比丘に初めて説法をなされたサールナート
④亡くなられたクシナガラ
この4大聖地を巡礼することが、仏教徒として功徳ある修行として昔から勧められていました。
ちなみに禅の修行道場(永平寺や總持寺など)では、ご飯をいただく前にお唱えする偈文でもこの4大聖地をお唱えしています。
仏生迦毘羅(ぶっしょうかびら)
成道摩掲陀(じょうどうまかだ)
説法波羅奈(せっぽうはらな)
入滅拘稀羅(にゅうめつくちら)
今回はその中でも、②ブッダガヤ、③サールナート、そしてお釈迦さまが布教の地としておられたラージギルを訪れました。
コロナ禍明け、久しぶりの海外。
パスポートは更新しないといけない、ビザをとらないといけない、壊れてしまったスーツケースも買い直さないといけないと、色々と準備が大変でした。
12年前は「世界の歩き方」を買って読んでいましたが、今ではネットサーフィンで色々と調べることができます。
特にビザ申請は大使館とやりとりするイメージから代行することが多いのですが、最近ではネットで完結することもできるため、今回はE-Visaというものを自力で申請しました。
(ビザはこちらのサイトを参照してできました。ありがとうございます。)
本当に便利な時代ですね。
旅慣れしていない私でもなんとか準備することができました。
さて、そんな中で一つ不安だったのが乗る飛行機でした。
当初は羽田空港からJALに搭乗予定だったのですが、色々と変更が重なり、成田空港からエアインディアに搭乗となりました。
エアインディアはいわゆるインドのJALみたいなもので、フラッグキャリアと呼ばれる航空会社です。
しかし、色々調べると前評判の悪いことばかり目につきました。
・時間はルーズで、遅れることも多々
・予約したはずの席に別のインド人が座っている(ダブルブッキング)
・座席の画面は映るかどうか、座ってみないとわからない
・清掃が行き届いていない
・機内食を選ばせてくれない(インド人は宗教的信条からベジタリアンが多いため、ベジタブルかチキンを提示されるはずがチキン一択になる)
これぞインドという感じで面白いのですが、実際当事者になると不安になるものです。
さて、出発日当日、一緒に向かう他のお寺さんと合流し、飛行機のチケットカウンターに向かうと、私たち以外はほぼインド人で大混雑。
飛行機に乗った瞬間も、スパイスの香りでいっぱい。
そこはもう日本ではありませんでした。

離陸するとお待ちかねの機内食です。
ベジタブルを選べないと分かっていましたので、初めからチキンを選ぶつもりでした。
しかし、運んできたCAさんは言いました。
「Vegetable,Chicken,or Fish」
まさかの第三の選択肢でした。
しかも予定通りチキンを伝えても、
「Fish is good」
と、なぜかフィッシュを薦めます。
チキンすら選べないとは・・・結局根負けしてCAさんおすすめのフィッシュにすることに。
なぜCAさんが頑なにフィッシュを薦めたのか。
その理由はすぐにわかりました。
なんと「うな玉丼」でした。

成田で仕入れたものなので、日本食だったのです。
CAさんは日本人しか食べないと思って、しきりに薦めたのです(初めに言って欲しい・・・)
出汁の効いたうな玉丼は胃に染み渡り、すでに日本食が恋しくなっていました。
他のインド人はみな美味しそうにベジタブルやチキンを食べる中、私はうな玉丼。
浅はかな知識で対抗しようとする私を嘲笑うかのようで、一本取られたような気持ちでしたが、不思議とこれから待ち受けるインドが楽しみにもなっていました。
(つづく)
追伸:エアインディアを調べている中で面白いブログがありました。ぜひ一読ください。
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